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自律神経 コラム

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生理痛(月経痛)・PMSでお悩みの人へ

皆さんこんにちは。頻繁の台風到来で気圧の乱高下が激しい昨今ですが、体調は如何ですか?
生前、免疫学の世界的権威の安保徹先生が「梅雨時の晴れ間は虫垂炎(盲腸)が増える」
なぜなら、気圧の乱高下で自律神経のバランスが大きく乱れ、
感染しやすくなるのだとお話されていました。

簡単にお話しますと、台風が近づき天候も悪く気圧も低い。
いわゆる「副交感神経優位」の状態がしばらく続き、
台風が去った後の台風一過で一気に気圧が上がり、
今度は「交感神経」が一気に高まり、副交感神経が低下…

つまり、自律神経が対応しきれなくなるようなイメージですね。
と同時に免疫で大切な「リンパ球」も減少しやすくなる為に、
先述の感染症が起きやすくなると言われているのです。

なぜ冒頭でこのようなお話をしたかと言いますと、私のクライアントさんで、
何と同時期にお二人も急性虫垂炎になった方がおり、その話を思い出したのです。

お二人とも女性。共通点は“前触れなしに来た”そしてその内のお一人は「出産よりきつかった」とお話しておりました。考えるだけでも我々男は様々な箇所が縮み上がる思いですね。

さて、前説はこれくらいにしておいて、今回の簡単な身体のお話の本題は、
生理痛(月経痛)・PMSについてみていきましょう。



自律神経と生理痛、PMSについて 【関連コラム】月経痛(生理痛)・PMSと自律神経の関係について


【目次】
・生理痛(月経痛)とは何か!?
・PMSとは何か!?
・生理(月経)中だからこそ鍼灸治療を!!
・セルフケアとして温活をしよう!

生理痛(月経痛)とは何か!?

女性ホルモンは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」とがあります。
前者は排卵を促したり、女性らしい身体をつくり、そして妊娠を成立させるホルモンで、コツコツ子宮の内膜を厚くさせていきます。
排卵後、今度は後者の「プロゲステロン(黄体ホルモン)と言う妊娠と出産に必要なホルモン」も加わり、妊娠の維持に働きかけます。


受精した卵子が子宮内膜へ「着床」すると、妊娠成立となりますが、成立しない場合はプロゲステロン(黄体ホルモン)が急に低下していき、子宮内膜がはがれ落ちて「月経(生理)」となります。


この時、子宮内の血管収縮が過剰に起こり血行障害を起こすために、腹痛や腰痛、頭痛などその他疼痛が起きる症状を生理痛(月経痛)と呼んでいるのです。
また、これらが酷くて日常生活に支障をきたすものを「月経困難症」と言われています。


PMSとは何か!?

PreMenstrual Syndrom 月経前症候群と言い、
月経開始の 3~10 日前から始まる精神的・身体的症状で月経とともに減退ないし消失する症状」と日本産婦人科学会で定義づけされている、このPMS・月経前症候群。


イライラや気分の落ち込み、集中力の低下などのメンタル症状や、肩こりや肌荒れ、浮腫み冷え、下痢や便秘の消化器症状、倦怠感、眠気など種々の身体的症状もみられ女性にとってはとても辛いものです。


現代では生理(月経)がある女性の約30~40%の方が悩んでいるとも言われておりますが、残念ながら原因は特定されていません。
しかしながら、プロゲステロンやセロトニン、βエンドルフィンの低下が原因ではないかという事は言われていますので、今後更に詳しく特定されていくのではないでしょうか。

生理痛イライラ

生理(月経)中だからこそ鍼灸治療を!!

よく「生理中なのですけど鍼灸できますか?」と聞かれます。
我々からしてみたら、なぜそんな事を聞くの??といった感じですが、万が一「出来ません!」と答える治療家でしたら迷わず他をあたりましょう笑。


鍼灸は血行を促進し、ホルモンバランスも整えてくれます。
また、当院の鍼灸治療は自律神経に直接働きかけますので、皆さん効果を感じて頂けている様で、わざわざ生理(月経)前に必ず予約を入れる方も結構いらっしゃいます。

子宮内血流は「副交感神経をやや優位」にする事で増える事が分かっていますし、また先述のセロトニンやβエンドルフィンも鍼灸治療で増える事も確認されています。ですから、こと生理(月経)関連には特に鍼灸治療は効果的であると自負しております。


生理痛と鍼灸

セルフケアとして温活をしよう!

最後にセルフケアを。
皆さん今、靴下をきちんとはいていますか!?
すぐに出来る温活をしていきましょう。

当院のクライアントさんは皆さん「腹巻」着用です。
よく、首や手首、足首を温めるようにと聞きますがこれはつまり「動脈」拍動部を温める事により温かい血液を巡らせようという事です。
お腹もしかり、腹大動脈があります。


自分で出来る温活は実は基本なのです。


あとは言わずもがな、良い睡眠、いわゆる「安眠」ですね!安眠が確保出来ず、イライラしてくると一気に交感神経が緊張します。
そうしますと、さっきお話した子宮内の血管が収縮し、子宮内血流も低下していきます。
現代社会では、多くの優秀な女性たちが活躍しています。と同時に多くのストレスにも晒されている様ですので、しっかりとした気分転換が必要です。


セルフケアとして、ヨガやピラティス、アロマなど良いでしょう。また、冷えを防止するためのウォーキング(大股速足で)、スクワットなども効果的です!

汗をかくととても良い気分転換になります。
肉体的疲労は休めば取れますが、精神的疲労はこちらから仕掛けていかないと中々取れませんのでご注意を!
※どれも無理のない範囲で安全には留意してください。


生理痛ケア
参考資料
・やさしい自律神経生理学 中外医学社
・はりは女性の味方です。 平凡社
・エビデンスと最新科学に基づいた痛みの診断と治療手技の理解
・NHK健康チャンネルwebサイト

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【目次】
・そもそも月経とは?
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・PreMenstrual Syndrom 月経前症候群とは何か?
・自律神経のバランスを整えて快適に過ごそう!
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