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五月病?ストレスと無気力について|安眠道鍼療院

突然ですがあなたはストレスと無気力と聞いてどの様なイメージを持たれるでしょうか・・・?
仕事、家事、育児・・・何だかやる気がおきない。


当院へはそのようなご相談を多くいただきます。
今回はストレスと無気力についてお話をさせていただきます。

無気力
【目次】
・無気力について
・こんな症状例
・うつとの違いは・・?
・対処法は・・?
・まとめ


無気力について

やる気が出ない肉体疲労や体調不良によりやる気がでないなど、私も含め誰もが一度は経験のある事でしょう。
しかし、これが一時的ではなく、長期間にわたりこの様な状態が続く場合はどうでしょう。
多くの方はまず「うつ」という言葉が思い浮かぶかもしれません。確かにうつの症状のひとつにも無気力がありますが、「無気力症候群(アパシー・シンドローム / apathy syndrome 」というものをご存じでしょうか?
厚生労働省のe-ヘルスネットによると、
・意欲の低下
・自発性の低下
・感情の起伏の低下
・周囲への関心の低下
などの症状があるとされています。

また、若年層に多くみられるこの症状は事を「student apathy スチューデントアパシー」とも云い、
・大学生特有の無気力状態
・何らかのきっかけによる引きこもり
・競争心の欠落
・空虚感
・社会的活動が不可能
などの状態から、ハーバード大学の“ウォルタース P.A.Walters(1961)”により名付けられました。
我が国日本でも、1970年前後に高度成長の波に乗る形で最初に登場したとされています。
(南山堂 医学大辞典 参考)

いずれも、前述の厚労省によると「強いストレスからの逃避行動のひとつ」とされている事から
原因はやはりストレスである事は間違いない様です。

このスチューデントアパシーは、「優しくて真面目で、几帳面。完璧を好み頑張り屋さんではあるけども、争いごとはあまり好まない」ような男子に多くみられ、女子でみられる場合には「摂食障害」を併発する事が多いようです。



こんな症状例

・厳しい受験戦争を勝ち抜き、親の期待に応えて大学に入ったは良いものの、興味がある分野ではない物に積極的に学ぶ事が出来ず「僕は何の為にここに入ったのだろう・・・」とふとしたきっかけから、どんどんやる気が無くなり負のスパイラルに陥り不登校や引きこもりなどになってしまう。

・社会人で云えば、頑張って有名企業に新入社員として入ったは良いが、やり甲斐が分からずどう振舞っていけばわからず、出社する事が苦痛となりフリーターなどになってしまうなど・・・

・良い奥さんだと思われたいあまり、ついつい無理をしてしまっていて、パートナーの何気ない一言により傷つき、家事育児についてやる気がうせた・・・など。

・育児による過度のストレスで、疲れきっている時にパートナーや家族からの心ない一言により育児に身が入らなくなってしまったなど・・・

特に、現代社会の共働きが当たり前とも云われるこの時代は、毎日の仕事に加え更に家事や育児をされている女性やいつも朝早くから夜遅くまで仕事を頑張っている男性が、お互いにこの心ない一言で深くキズを付けてしまう事により、無気力に陥ってしまう事はとてももったいない事ですので、労わり合い、お互い尊敬出来る関係を築くように心がけましょう。



うつとの違いは・・・?

では、この無気力症候群とうつの違いはなんでしょうか?
決定的の違いは無気力症候群は「本業のみやる気が起きない」事です。勉強や仕事などは無気力でもその他自分が興味ある事は問題なくやることが出来ます。趣味であったり旅行であったりと、普通に生活出来ます。
良く聞く「引きこもりやニート( Not in Education, Employment or Training, NEET)」も無気力症候群の一種ですが、彼らも食欲などには問題なく、普通に飲酒をしたり睡眠も問題なく出来るでしょう。

逆にうつの場合には、何事にも興味が薄れ、大好きっだった趣味すらもやる気が起きず、食欲や睡眠の障害も出てきます。

また、無気力症候群は本人自身あまり危機感を感じていない場合が多く、ケアに積極的ではない事が多いようですが、うつの場合にはケアにも積極的で、現代医療や東洋医療併せてしっかりとケアをしている方がほとんどです。こちらの違いも大きいでしょう。

対処法は・・・?

体調管理この無気力症候群ですが、まず初めに言いますと「薬が無い!」と云う事です。
つまり、お薬で治るものではないのです。物によっては、副作用で逆に体調を壊す事になったりもするので注意が必要です。

では・・・何かないか?

まずは、規則正しく生活する事です。そしてきちんとした食生活も行い、体内時計をリセットしましょう。
夜23:00くらいには必ず就寝し、しっかり朝陽を浴びるようにしてください。

また、初期の場合には「思い切って何もしない!」
1カ月位何もやらず自分を見つめ直してみましょう。その際、小さい頃から今に至るまでの事をノートに書きだすと効果的です。
例えば、oo才、oo小学校で何々が流行っていた・・・その時にはooに夢中で将来の夢はOOだったなど、書き出してみましょう!
思わぬところに突破口が見つかるかも知れません。

慢性的になってしまっている場合には、「自分の興味がある事」を書き出してみましょう。興味がある事は“得意”になるもの早いものです。ポイントは、何をやりたい・・・のではなく「何が出来るか」に主眼をおいて行きましょう。それが、社会復帰への近道だと私は思います。

出来る事からで良いんです。ひとつまたひとつとクリアして行けば良いのですから。ロールプレイングゲームを思い出してみてください。
最初はみんな“レベル1”です。外に出ては叩かれ、倒され、ひた向きに努力を続けているうちに仲間ができ、そして癒してもらいながら助け合い、人々とコミュニケーションをとりながら色々と冒険(生きて行く)のヒントを貰い、そしてまた叩かれながらレベルを上げていき・・・やがてはみんなから頼られ尊敬され、結果自分にも自信がついていく。。。出来る事から少しずつです。例えばいち日一回は外に出て歩くようにして体力も維持して気分転換も忘れないようにしてみてください。

まとめ

・趣味をもちストレスを為過ぎない!
・何でもかんでも完璧を求めない!自分にも他人にも。
・どこかで大声をだす!(迷惑がかからない所で)
・規則正しい生活、食生活
・最後に。。。ひとりで無理な場合は、決して独りで考えずプロに相談する。
医師や鍼灸師、カウンセラー、認知行動療法など。


ひとりで「悩まず、抱え込まず、思いつめず」
あなたにとって寄り添い最善のケアを施してくれる治療家に巡り合ますように。。。
お悩みは共有していきましょう!!

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