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自律神経 コラム

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冷え性対策について

《今年の冬を乗り切るために!》

プロ野球日本シリーズも終わり、ふたを開けてみれば今年もホークスの圧勝。
これが終わるといよいよ冬へ突入といった感じがある今日この頃ですが、
皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか?

一昨年の11月には、54年ぶりだという初雪が降りましたが、
今年は鹿児島の気温よりも札幌の気温の方が高いなどとうこれまた異常な日もありますが、
やはり、朝夕ではかなり冷え込む様にはなって来ました。

ですので皆さん、今のうちから冷えに負けない身体を一緒に作っていきましょう!

 
自律神経と冷え性の対策について

【目次】
・実は多い!冷えを感じている人
・なぜ身体は冷えるのか!?
・温活の必要性について
・最後に

実は多い!冷えを感じている人

皆さんご存知でしたか?

約500人の男女を集めた調査によると、女性の約70%が、男性の約40%が感じているもの・・・それが冷え。
(株式会社ニッセン調べ)


男性もかなりの率で冷えを感じているというのが意外ではないでしょうか?
以前、冷え性などは女性特有のものとも言われていましたが、
現在ではなんと小学生にもこの冷えを訴える子たちがいるという報告もあります。

先日の腰痛コラムで、ランドセルの高重量化による小学生の腰痛が増えているとお話しましたが、
この冷え症も現代特有の不規則な生活、睡眠不足などが大きな原因ではないかと言われます。

そもそも、代謝の良い子供時代に「冷え」を感じる事自体本当は無いはずなのですが…。


子供の冷え性

なぜ身体は冷えるのか!?

紀元前中国最古の医学書である「黄帝内経 こうていだいけい」にも「寒熱 かんねつ」という記述があります。
既にこの時代から冷えや、のぼせ・ほてりの事が書かれており「冷えは万病のもと」と言われる所以がこんな昔からあるのだと気づかされます。

では、どんな時に冷えるのか簡単に見ていきましょう。


・栄養摂取不足
健康成人の普段の摂取カロリーは1日約2,000~3,000kcal で大半は「熱エネルギー」になると言われます。
皮膚の温度を支配するのは皮膚の血液循環ですので、しっかりと美味しく食事が出来る事が重要なのが分かります。


・内臓からの訴え
内臓に異常があると、身体は痛みや冷え、発汗異常などを起こします。
皆さん一度はお腹を壊して“冷えた”経験があるかと思いますがそれを例にすると…

「腸の異常→脊髄→皮膚血管支配神経興奮→血管収縮=冷える」

同時に「腹壁の神経」も興奮してお腹が固くなったりもする。(肩こりも同様の作用で起こったりします)
つまり、血行不良から冷えが生ずるという事ですね。


・自律神経失調症からの冷え
これはもう言わずもがなですが、自律神経は内臓と血管を主に支配している神経ですので、このバランスが乱れると血行も乱れて、冷えやほてりが多く出て来ます。

ひざ下からの冷えは、下腿の血管の過緊張が取れない。
更年期などのほてりも、自律神経のバランスの乱れが強く関与しているという事は、これをいつも読んで頂いている方々にはもう当然だと思われるでしょう。



温活の必要性について

あなたはどんなタイプでしょうか!?
 
  1. 平熱が35℃台 → 内臓冷えタイプ
  2. 低血圧 貧血 → 全身冷えタイプ
  3. 平熱OK手足冷え → 末端冷えタイプ
  4. 脚が冷える → 下半身冷えタイプ


ひとつでも思い当たるのならば、さあ今日から
「温活」を始めましょう!


身体の内側からやる事
・運動
歩いたり、筋トレなどをして筋力をつけて体温を上げやすい身体を作ります。
特に下半身には身体の約7割の筋肉があると言われますのでしっかり動かしてください。


・正しい食事
私たちの身体は「私たちが食べたもの」で出来ています。
しかし、気にし過ぎたらキリが無いので、ここでは“旬の物”を美味しく適量食べるのが良いとだけにしておきます!


・良質な睡眠 安眠をとる
しっかりと安眠をとる事で身体をリセットし、休養も十分とる事により、正常に身体の機能も働くのです。

睡眠は冷え性対策
身体の外側からやる事
・入浴!
やはり我々日本人は温かいお風呂が最適。
ここで私がおススメするのは“日本酒風呂”

安い100円ほどのパックの日本酒を買ってきて、入る前に湯船に入れるのです。
アルコール分はすぐにとぶので、お酒が飲めない人でも問題なく使えます。
保湿効果抜群でもちろん保温もしっかりとされるので足元までポカポカで寝る事が出来ます。
これからの季節におススメです!


・カイロを上手に利用!
いろいろなカイロが販売されていますが、私がおススメするのは、小さい手のひらくらいの小判のカイロです。
これならば熱くなり過ぎず便利です。
この貼るタイプの物を、みぞおちとおへその真ん中に一枚、腰の部分に一枚身体を挟む様にして貼ります。
(部位は自律神経と冷えのコラム参照)https://www.anmin-do.jp/column/entry/post-24/#more

これで体幹が大分暖まります。
使用の際は低温やけどに注意して上手く活用してみてくださいね。


・身体の4か所の保温は必須!
いつもの事ですが、「首」「手首」「足首」そして「お腹」は必ず冷やさないようにしましょう。
ストールやタートルネックで首を守り、長そででしっかりと手首を守り、足首より上の靴下で足首を守り最後に腹巻でお腹を守る…
つまり、動脈部を冷やしてはいけないのです。
また、腹巻は「腰痛予防」にもなるのでとても重宝します!


入浴は冷え性対策

最後に

私たちの身体は「体温が1℃下がると代謝は約20%落ち 免疫は約30%低下する」とも言われています。
皆さん『冷えは万病のもと!』ですよ。

※入浴に関しては高血圧や心臓疾患などの基礎疾患がある方及び高齢者の方は決して無理せずに行ってください。



参考資料:臨床鍼灸治療学 医歯薬出版
     Health topics  2017/02号 全医療器

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