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自律神経 コラム

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自律神経の乱れは冷えを招くのか!?

皆さんご存知でしたか?

約500人の男女を集めたある調査によると
女性の約70%が、男性の約40%が感じているもの・・・
それが冷え性。(株式会社ニッセン様調べ)
こんなに悩んでいる方がいるのにいまいち原因と対策、解決方法が分からない・・・
そんな方の為に、今回の“鍼職人Kの誰でもわかる身体の話”では、
この「冷え」をテーマにしていきたいと思います。


冷え性
 
【目次】
・冷え性とは!?
・冷え性の原因とは!?
・それでも冷えるという方は!?
・自律神経と冷え!?
・冷えない身体をつくろう!
・やはり日本人はお風呂・・・
・冷えに負けない身体づくりのまとめ

冷え性とは!?

そもそも、冷えってなんでしょうか?
冷え性や冷え症と言ったりしますが、ここでは分かりやすく冷え性で進めていきます。
・手足が冷たい
・おしりがいつも冷たい様な気がする
・お腹が冷えている
・皆は薄着なのに自分だけもう一枚が手放せない
など色々な方がいらっしゃるかと思います。

では、冷え性はなぜ起こるのでしょうか!?
逆になぜそこは冷たいのでしょうか!?

なぜ冷え性になるのか

冷え性の原因とは!?

簡単に云うと一般的な冷え性は、血流が少々弱くなっていることが原因で血流を改善すると解決すると云う事ですね。
そう、冷え性の原因はズバリ「血行不良」と云っても過言ではないでしょう。
では、血流を良くしていきましょうか!?

私Kが臨床でみる冷えを訴える方のほとんどは、圧倒的に運動不足による筋力不足のように思えます。
忙しくとも、合間にきっちりエクササイズなどをしている方にはあまりみません。
我々の身体の熱は筋肉や肝臓などで産生されますので筋肉を適度に鍛える事はとても大切ですし、機能回復や新陳代謝を活発にする事にも繋がります。
運動時の熱の90%はこの筋肉で作られているほどです。

運動不足 少しの寒さでは体温調節中枢から自律神経の交感神経を介し、皮膚の血管を収縮させて皮膚血流を減らして体温が逃げるのを防いだり、
交感神経が(※)褐色脂肪組織と云うところで「代謝性熱産生」などを行い体温を保とうとしますが、それよりも寒い場合には他の機能やホルモン、運動機能などが働きだします。

とても寒い時などに誰もが「ぶるぶる」震えた経験があるかと思いますが、これは「ふるえ産熱」と云い、身体の緊急状態をまもる為に体温調節中枢からダイレクトに運動神経を介し、筋肉を動かして熱を発生させようとしているのです。
震えている時に、自分の意志で筋肉を動かす事が少し困難な状態になるのは、とにかく熱を産生しなければならない緊急状態なので脳がふるえを優先する為だと云われています。

筋肉の大切さが少しお分かりになったでしょうか?

また、ふくらはぎも大変血流に大切と云われ、ここのコリや浮腫みは足指など末端の血行に影響を及ぼします。
医師の石川洋一先生は「ふくらはぎは第二の心臓」と提唱し、ふくらはぎの筋肉を整えると全身の血流も改善するはずだと仰っているほどです。
因みに、ふくらはぎのコリや浮腫みの原因は、立ちっぱなしの仕事の方やヒールを履いている為に、うまく足首を動かして歩けていない方に多いような気がします。
お風呂に入っている時などに優しく下から上に押してあげてみてください。
浮腫みにきっと効果的ですよ!


それでも冷えるという方は!?

よく「先生ェ~わたし冷え性なんですぅ~」と訴えられ、良く見てみると腰が出るようなローライズに素足、飲み物はアイスコーヒーを片手にと・・・
もう昭和のマンガ並みに突っ込みどころ満載な方がいらっしゃいますが、この方々にはまずやはり服装と飲み物を注意します。
しかし、彼女たちに云わせると「オシャレ=ガマン」なのだそうで、ああそうですかとこちらもそれ以上云えなくなってしまします・・・
あと冷えが慢性化してのちに不妊などに繋がらなければ良いなあと思うばかりです。

さて、少々脱線しましたが、『運動もしているつもりだし、食生活も人よりは気をつけているつもりなのだけど、どうも冷える気がする』と云う方は、
やはり自律神経のバランスが乱れている可能性がある為、これを整える事が最優先と云えるでしょう。

自律神経と冷え!?

当サイトでは常々自律神経のバランスが大事と云っておりますが、この体温調節に関しても自律神経が重要な役割を果たしています。
以前、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、車で云えば「アクセル」と「ブレーキ」のような関係だとお話しました。
※過去のコラム記事(そもそも自律神経機能とは・・?)

ここで勘の良い方でしたら「リラックスしたら血流が良いくなるはずだからブレーキ(副交感神経)を高めたら血流が良くなるんだろう!?」
とお思いかも知れません。

確かにリラックスをする事はとても重要ですが、ここで少し深いお話しをしますと・・・
「副交感神経(ブレーキ)」はほとんどの血管の働きには関与していません!
もっと云うと、「交感神経と副交感神経は決してシーソーの様な関係では無くいつも共に働いています!」

???ですよね。

では、どうしたら血流が良くなるのでしょう!?ブレーキ以外でスピードを緩めるにはもうひとつ「アクセルを緩める」事です。
例えば交感神経(アクセル)が過緊張ですとホースの先をつまんだ様な感じになり、流れは速くなりますが細部まで血流が届きにくくなってしまいます。
ですから先程お話しした「リラックス」をして少し交感神経(アクセル)を休ませてあげましょう。

逆に、何らかにより交感神経が低下すると血管が必要以上に拡張し、血圧も下がり、ゆっくりすぎる血流のために滞りがちになり、熱も体外に放出されやすくなります。
川の流れを想像してください。ある程度の流れが無ければ曲がり角などによくゴミなどなどが溜まっていますね。
それが自分の血管だと例えると・・・ほっておくと恐ろしい事にゆくゆくはなってしまします。

よく医療ドラマなどで「先生ッ!血圧脈拍ともに低下です!」「よし、アドレナリン投与!」って言っているのは、アドレナリンで「交感神経」を高めて血圧をあげる為なんですね。
因みに寒くて鳥肌がたつのは交感神経が立毛筋と云う筋肉を収縮させ、熱の放出を防ごうとしている為です。
人体って凄いですね!(スーパーサイヤ人になるのも怒りで交感神経がマックスになり、頭部の毛穴がガツッと収縮していると思われます笑)

じゃあ、「副交感神経」は血流に関係ないんだ!?って云うと実はそうでもないのです。
ひとつ例にとると、我々にとって大切な生殖行動の男性性器が硬くなるのは、この「副交感神経」が働き、性器の動脈を拡張してくれるお陰なのです。
しかし、射精はこれがなんと「交感神経」の働きなのです。
女性の皆さん、男って単純でナイーブなものなので決して「もう!役立たず!」などと言わずに、温かく見守ってくださいね笑!

冷えない身体をつくろう!

冷えない身体をつくる為には、まず正しい食生活!朝一の白湯をお試しください。
温かい白湯が胃腸を程よく刺激して、副交感神経をほんのり高めてリラックスさせてくれます。

冷えない身体 少し風味が欲しいと云う方にはレモン果汁を数滴入れてみてください。
レモンには「ペクチン」という栄養素が含まれ、腸や血管などに良いと云われ、最近ではこのペクチンに食欲を抑える効果が期待できるとされ過食を防止する為にも注目されています。

中医学的にいいますと、基本「寒い地方の物は身体を温め、暑い土地の物は身体を冷やす」と云います。
ですから、国産りんごや玉ねぎ、山芋などは非常に良いとされています。
コーヒーもお好きな方が多いと思いますがですが、コーヒー豆自体暑い土地のものなので飲みすぎは身体を冷やしますのでくれぐれもご注意を!
まあ難しく考えず要は、季節の旬の物を感謝して美味しくいただけば良いと私は思っております。

あとはやはり服装です。
先の女性の様に冷える格好すれば冷えるのは当たり前です。
しかしながら、おしゃれも重要でしょうからせめて家に居る時位は腹巻きしたりレッグウォーマーで下腿を温めてあげたりしてください。
因みに、過剰な厚着や寝るときにソックスを重ね履きする事などは身体(血管)を圧迫して逆効果になります。
また寝る時の布団の質も軽くて温まる羽毛布団などがオススメです。
そこへ湯たんぽなどを投入すればバッチリです!

よく「首」とつく箇所は温めろと云いますがこれは「動脈」が通っているところだからです。
動脈は常に拍動していますからここを温める事により、温まった血液が更に身体を温めてくれます。
腹巻もしかりでお腹には人体で一番太い大動脈が通っています。
ですからお腹を冷やしては絶対いけません。
この動脈はペットボトルの飲み口ぐらいの太いものなのです。

一度お腹が冷えると中々温まらないのは、お腹には他より脂肪が乗っかっているからで、この脂肪には「血管」は少ないので温める事はできません。
いわば断熱材の様なものです。ですから冷えると中々温まらず、お腹を壊しやすくなるのです。
逆にしっかり日々温める様にすると、冷えにくく胃腸もしっかりと働いてくれます。
胃腸を支配するのは副交感神経ですので、身体を温めてそれを働きやすくするのはとても大切なのです。

また、巷では「菌活」などが流行り、菌活で綺麗になる!とか菌活でスリムに!などと騒がれていますが、どんなに良い物を摂ろうと「腸」がしっかり消化吸収しなければ意味がありません。
しっかりとお腹を温めて、良い物をしっかり吸収しましょう。

やはり日本人はお風呂・・・

身体を温めるといえばやはりお風呂・・・
しかも、忙しくともなるべくしっかりと湯船につかりましょう!
(これは自分自身にも言っております)
特に心臓など身体に問題がなければやはり肩までつかりゆっくり温まって欲しいものです。

そして、私Kのオススメは「日本酒風呂」です。
安い物で構いませんのでワンパックを入浴時に浴槽へ!
アルコールは飛ぶので大丈夫です。
これは温まります!でも、もったいないから半分入れて半分つかりながら呑んで温泉気分などは決してやらないようにしてください。
入浴時の飲酒は危険です!
入浴時の注意は、空腹と満腹、飲酒時は避ける事。
※温まるとのぼせやすくなる方がいるので、こちらも充分注意して行ってください。
また、42℃以上の入浴は交感神経が優位になる為、お風呂を出たら2時間程のんびり過ごしクールダウンするのが理想です。

身体を温める

冷えに負けない身体づくりのまとめ

・適度なエクササイズをして筋肉を鍛えよう!
歩く距離を延ばしたり、階段を使うようにするだけでも最初はOK!
その際大事なのは“足の付け方”。

カカト→第二中足骨(足先の背伸して立つ部位)→小指→親指
という順番を意識して歩いてみてください。

・服装をしっかりと温めるものを着用しよう!
お腹も含め「首・手首・足首」などを冷やさないようにしましょう。
家に居るときは特に腹巻やレッグウォーマーなどを使用し温める工夫をしてください。

・身体を冷やさない食事を心がけよう!
旬のものをバランス良くおいしく頂きましょう。
魚や肉の動物性たんぱく質も重要だと私は思います。
余談ですが、たまに「先生日本人は肉は食べなかったんですよね!」なんて胸を張って云う方がいらっしゃいますが、
稲作以前はガンガン食べていた様ですのでご安心してくださいと言います。
要は「バランス」です。しっかり野菜も摂り、感謝して頂けば良いと思っております。

栄養バランス ・最後にやはり自律神経のバランスを整えよう!
先にも書いたように、のんびりお風呂に入ったり、適度なエクササイズをして気分転換をしたり、季節料理などを気の置けない仲間と食べてストレス解消したりとご自分に合ったオンとオフを見つけましょう!

やはり自律神経も食生活も、そして仕事も遊びも対人関係もこの“バランス”が何よりも重要だとは思いませんか!?

自律神経のバランス

(※)褐色脂肪組織は以前は新生児のみとされていましたが、現在では成人にも確認されているようです。
参考文献及びサイト Web:
・厚生労働省のメタボ検診!生活習慣病なし健康法
・医歯薬出版株式会社「生理学 第2版」
・金芳堂 「自律機能生理学」

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