自律神経コラム

自律神経障害とEDの関係について

自分の意志ではどうにもならないED。
「今日は疲れているからな…」「いつか治るだろう」と思いながらも、
パートナーといい雰囲気になること自体を避けるようになっていませんか?

そこで今回は、EDの症状や要因をご紹介しながら、
自律神経の働きとEDの関係についてお話ししていきます。


自律神経障害とEDの関係について
【目次】
1.EDとは?
2.EDを引き起こす様々な要因
3.自律神経とEDについて
4.まずはスキンシップを大切に!

1.EDとは?


よく耳にする「ED」ですが、これは「Erectile Dysfunction」を略したもので、
日本では「勃起障害」「勃起不全」ともいわれています。
具体的には、十分な勃起が得られなかったり、勃起の維持ができなかったりして、満足な性交が行えない状態を指します。


症状は人それぞれですが、
● 勃起してもあまり硬くならない
● 性交中に萎えてしまう
● 一度萎えると再勃起が難しい
● そもそも全く勃起しない

といった症状がよくみられます。

1998年の調査によると、30~79歳の男性のうちED患者は約1,130万人とされていて、推計の結果、実に4人に1人がEDに悩んでいることがわかりました。

さらに、高齢になるほどEDの有病率が高まることから、1998年当時に比べて現在はますますEDにお悩みの方が増えているのではないかと考えられます。

ただ、最近では年齢だけが原因ではないことがわかってきていて、20~30代の若い方もEDに悩まれることが多くなっているようです。

このような状況は、忙しい仕事でのストレスやプレッシャー、不規則な食事、運動不足など、現代人の典型的な不摂生な生活習慣が招いているとも考えられるのではないでしょうか。


EDはストレスから

2.EDを引き起こす様々な要因

高齢の方から若い方まで多くの男性が悩んでいるEDですが、
その要因には主に次の4つが挙げられます。


心因性:精神的なストレスなどが要因になるタイプ
器質性:糖尿病による自律神経障害や動脈硬化などが要因になるタイプ
薬物性ED:お薬の服用が要因になるタイプ
混合性:上記の要因が併発するタイプ



つまりは様々な要因がきっかけとなってEDが起こるということですが、
とりわけストレスの多い現代社会では心因性のEDでお悩みの方も多いように思われます。

ストレスといっても、お仕事や日常のストレスだけでなく、パートナーからの「頼りないなぁ」「役に立たないね」といったちょっとした(?)一言に傷ついてEDを引き起こす…なんてこともあります。

特に性行為時の会話にはかなり敏感に反応してしまう男性も多いのではないでしょうか…。

ちなみに、マスターベーションでは射精できるのに膣内では射精できない「膣内射精障害」でお悩みの方も多いようです。
これは、膣内に挿入しても勃起が維持できないED(勃起不全)とは少し異なります。

つまり勃起は、維持できるのに射精ができない、いわゆる遅漏といわれる状態で、心因性であると同時にマスターベーションの刺激が強すぎることが原因であるともいわれています。

膣内の圧力では物足りずに射精できないといった場合は、
まず刺激の強いマスターベーションの方法を改善していく必要があるようです。

精神的なストレス

3.自律神経とEDについて

精神的なストレスがEDの要因にもなるとお話ししましたが、この精神的なストレスは自律神経の働きにも影響を及ぼします。
そして、自律神経が乱されることは、同時に勃起や射精にも大きな影響があるということなのです。

では、具体的にどういうことなのか?
勃起から射精に至るまでのメカニズムを簡単に見ていきましょう。

まず性的な興奮を覚えると、その刺激が大脳性中枢に伝わって、副交感神経(骨盤神経)を経由して神経に伝わります。
そして血管がゆるみ、血液が陰茎内の海綿体に流れこんで勃起が完成します。
海綿体とは陰茎内にあるスポンジ状の組織で、血液が集まることで膨らみ、これによって陰茎も大きくなります。
さらに、興奮が絶頂に達することで交感神経(下腹神経)の働きがピークを迎え、射精へのつながっていくのです。

このメカニズムからわかることは、副交感神経が活発になると勃起が起こり、交感神経が活発になると射精が起こるということです。

副交感神経はリラックスしたときに優位になる自律神経なので、パートナーを前に過度に緊張してしまったり、日常生活でのストレスが大きすぎたりすることで副交感神経が優位にならず、結果的にうまく勃起が起こらないということになるのですね。

ED解決リラックス

4.まずはスキンシップを大切に!

やすらぎホルモンオキシトシンを増やそう!

お話ししたように、性交に必要不可欠な勃起や射精は自律神経の働きが重要になってきます。
そのため、EDのケアには自律神経のバランスを整えることが非常に役に立つと考えられます。

安眠道鍼療院では、鍼灸を用いて自律神経に直接アプローチをしたり、EDや不感症・冷感症の方では多々見られる「冷え」を解消することでバランスを整え治療を行っていますので、ご相談だけでもお気軽にお越しください。

とはいえ・・・最も大切なのはパートナーとのコミュニケーションではないでしょうか・・・!?
パートナーとのコミュニケーションは、なにも性行為だけでは無く、手をつないでのんびり会話をしたり、マッサージをし合ったり、そういったことでも成り立つのです。

そこで、注目したいのが「オキシトシン」というホルモン。
これは、やすらぎや幸せのホルモンとも言われ、以前は母親のみが出るホルモンとも言われていましたが、現在は未婚女性や男性でも十分分泌される事が分かっています。
先述のマッサージをしあったり、見つめ合っあたりするだけでもこも幸せホルモンは分泌されます。つまり“イチャイチャ”すれば良いのです笑!

因みに、このホルモンは親切な事を行ったり、されたり、または優しい言葉をかけたり、かけられたりする事でも分泌されますので、普段からゆとりある生活を心掛ける事もとても重要な事だと言えるでしょう。
※大好きな動物をわしゃわしゃする時にも沢山のオキシトシンがでますよ!

まずは焦らず、当然の事である「ありがとう」「うれしい」「楽しい」「美味しいね」などの幸せワードを積極的に言霊として発し、お互いに幸せな気持ちになるのが、先ではないでしょうか!?
EDに悩んでいるからといって、パートナーへ愛情を伝えることを止めてしまわないように!

 

EDのケアには自律神経のバランス

【参考】
わかりやすい病気のはなしシリーズ23 ED(勃起障害)Q&A
一般社団法人日本臨床内科医会
http://www.japha.jp/doc/byoki/023.pdf

男性更年期Ⅱ 勃起障害
京都医療センター
https://kyoto.hosp.go.jp/html/guide/medicalinfo/urology/description03.html

自律神経をリセットする太陽の浴び方 山と渓谷社

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