自律神経コラム
テレビなどでよく見かける鍼治療。
「あんなに鍼を刺して痛くないの…?」
と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、鍼灸院で使われている鍼について、
その太さや材質など詳しくご紹介していきます。
鍼の一本一本には痛みの軽減や衛生面といった点で様々な工夫がされているので、
「鍼に挑戦してみたいけど少し不安…」という方は
ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも鍼治療とは、中国の伝統医療で使用された技法で、ツボ(経穴)を鍼で刺激して気血の流れを良くすることで本来の免疫力や自然治癒力を高めていく施術のことです。
この鍼治療に使われる鍼には大きく「和鍼(わしん)」と「中国針」の2種類があり、このうち日本で広く使われている和鍼は中国針に比べて細くて短いもの多く、比較的痛みが少ないとされています。
では、具体的にどのくらいの太さなのでしょうか。
みなさんに馴染みのある注射針と比べてみましょう。
注射針の太さは、一般的に約0.7mm~0.9mmです。
採血や予防接種などの時には、明らかに皮膚に針が刺さった感覚が分かりますよね。
一方で鍼灸の針は0.1mm~0.3mmの範囲が多く使用され、最も細いもので注射針の5分の1ほどしかありません。
髪の毛の太さが約0.1mmほどとされているので、イメージがつきやすいかもしれませんね。
これほどの細さですから、軽くチクっとする感触はたまにありますが、注射針のように刺されたような感覚はないでしょう。
さて次に、鍼はどんな材質でできているのか少しご紹介します。
鍼の材質には、主に金・銀・ステンレスが使われますが、一般的に使われる鍼はステンレス製が多く占めています。
金・銀を含む鍼は柔らかくて弾力性が高く、刺す時の痛みが少ないのが特徴ですが、ステンレスより高価で酸化・腐食しやすく耐久性に劣ります。
一方、現在広く使われているステンレスの鍼は、刺入がしやすく、折れにくいというメリットがあり、比較的安価な鍼となっています。
さらにいえば、ステンレス製でいて、且つディスポーザブル(使い捨て)の鍼というのが一般的です。
また、「完全滅菌」をされているので、衛生面でもとても安心できるのです。
今回は鍼灸院で使われている「鍼」についてご紹介してきました。
細く小さな鍼の一本一本に、できるだけ痛みを抑える工夫がたくさん施され、そして未だ日々研究され進化をしていますので、鍼治療に不安を抱いている方も、安心して鍼灸治療を受けて頂けるのです。
不眠をはじめ、肩こりや腰痛、背中の痛み、眼精疲労、ダイエット、生理痛・PMS、パニック障害などの自律神経のトラブルは一度お問い合わせください。
当院では施術のみならず、ご自分で出来る簡単なセルフケアや生活習慣の改善などを含め、ご相談にものっております。
皆さまにより良くなって頂けるよう最大限サポートさせて頂きます。
厚生労働省認可 国家資格
はり師 第136568号 / きゅう師 第136387号
多摩府中保健所届出済治療院
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