自律神経コラム
みなさんがよく口にする「肩こり」ですが、そもそも「肩こり」とは何のことなのでしょうか。
肩こりとは、肩まわりの筋肉の緊張や血行の悪化によって、首から肩、上腕に至るまでの広い部分に鈍い痛みや圧迫感、違和感、不快感を覚える状態のことをいいます。
主に、肩周辺にある次の2つの筋肉が大きく関与しています。
① 僧帽筋(そうぼうきん):首から背中にかけて広がっている筋肉
② 肩甲挙筋(けんこうきょきん):首の両サイドにあって頸椎と肩甲骨をつないでいる筋肉
これらをはじめとした筋肉は、血液や酸素を送る静脈をポンプの要領で動かしています。
つまり、筋肉の柔軟性を保つことが、血液や老廃物をスムーズに流すために大切なポイント。
それなのに、筋肉が緊張して柔軟性を失ってしまうと、血行不良を起こして老廃物が筋肉内にどんどん蓄積され、さらに血行が悪くなって肩こりが悪化するという負のスパイラルに陥っていくのです。
肩こりは、「筋肉の柔軟性」と「血行不良」が大きなキーワードになります。
実は、みなさんの生活習慣の中にはこれらの原因を引き起こす行動がたくさん隠れているのです。
具体的なものとしては、次のようなものが挙げられます。
前章では、肩こりの原因として「ストレスや冷えによって交感神経が過剰に働く」といったことをご紹介しました。
交感神経というのは自律神経のひとつで、日中活動する時に活発になるアクセルのような役割を担う神経のこと。
この交感神経は、強いストレスを受けたり、あるいは身体が冷えてしまったりすると緊張状態に陥ります。
すると血管が収縮し始め、血管が収縮すれば当然に血行も悪くなりますから、肩こりが引き起こされるというわけです。
肩こりというと姿勢や運動不足といった肉体的な原因をイメージしますが、
実はストレスや冷えを原因とした自律神経の乱れが引き金になっていることもあるのです。
肩こりというと「マッサージ店に足が向いてしまう」という方も多いのでは?
マッサージで定期的にメンテナンスを行うことは、ご自身の身体を見つめなおす良い機会にもなって非常に良いですよね。
ただ、肩こりは普段の姿勢や行動のクセといった生活習慣に問題があることも多いため、マッサージなどのメンテナンスと併せてご自身でも生活習慣を見直してみることをおすすめします。
そこで、ここではいくつか日常のセルフケアの方法をご紹介します。
※「マッサージ」や「指圧」「あんま」は国家資格です。多くのトラブルを未然に防ぐ為に「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格者の施術を受けられる事をお勧め致します。
不眠をはじめ、肩こりや腰痛、背中の痛み、眼精疲労、ダイエット、生理痛・PMS、パニック障害などの自律神経のトラブルは一度お問い合わせください。
当院では施術のみならず、ご自分で出来る簡単なセルフケアや生活習慣の改善などを含め、ご相談にものっております。
皆さまにより良くなって頂けるよう最大限サポートさせて頂きます。
厚生労働省認可 国家資格
はり師 第136568号 / きゅう師 第136387号
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