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眼精疲労と肩こりについて

こんにちは、鍼職人のサトウコウキです。
今回は「眼精疲労と肩こり」についてまた簡単にお話ししていきましょう。

 
肩こり

【目次】
・What is Katakori?
・眼疲労?眼精疲労?
・解消法は!?
・セルフケア
・まとめ



What is Katakori?

そもそも、この「肩こり」とはなんでしょう??
一説によると夏目漱石が初めて使ったとか、樋口一葉が使ったとか諸説ありますが、この“肩がこる”というのは所謂どういった症状でしょう?

肩が重い・・・肩が張る・・・肩がもはや痛みになっているなど、その人それぞれ様々な症状があるかと思います。
この“肩がこる”といった原因の多くは「血行不良」ではないかと思われています。(整形外科的疾患を除く)

では、なぜ血行不良が起こるのでしょうか?それはズバリ、同じ姿勢を長時間とってしまう事です。
肩こり筋肉とも云われているのが「僧帽筋」といい、皆さんもいちどは聞いた事があるかと思います。実はこの僧帽筋とは後頭部の付け根から首を通り末広状に肩へ拡がり、背中の真ん中まで逆三角形の様に付いている大きな筋肉です。

特に、この大きな筋肉の上部、ちょうど皆さんが肩を揉んだりする時に掴む所が、重くそして硬くコリを感じている方が多いのではないでしょうか!?

現代社会において、PC業務はもう必要最低限になっています。
眼は勿論の事、手や腕、そして体幹を支える為に先程の僧帽筋も大活躍。集中しているのも加わり長時間作業に追われ、気づけば数時間なんて事もざらで動かしているのは手だけ!?なんて事も多々あるのではないでしょうか??

ここで、ちょっと考えてみてください・・・

人間の頭はだいたい約4~5Kgです。ボーリングの球ぐらい。では、想像してみましょう。
肘から先、前腕を垂直にした状態でこの球を支える事はある程度は出来ると思いますが、では、
前腕を45°にした状態でボーリングの球を持つとどうでしょうか?かなりキツイ事はすぐにわかります。
では、その負荷が首肩に何時間もずっとかかっていると思うとどうでしょうか・・・!?
辛くないはずがありません。

筋肉は血液のポンプ。つまり動かす事により、血流が良くなるわけですから、同じ時間をずっととっていると、血行が悪くなり重さやだるさ、痛みなど所謂「こり」が出てくるわけです。

これが「肩こり」の正体です。

因みにこの「僧帽筋」は読んで字のごとく、僧侶の帽子と書きますがこれは西洋の僧が来ていた衣装からきていると云われています。ちょうど、フードが背中に垂れ下がった形をこの僧帽筋はしているのです。

眼疲労?眼精疲労?

眼精疲労次に、これも良く聞く「眼精疲労」。「眼疲労」と「眼精疲労」は何でしょうか?
簡単に言うと前者は急性、後者が慢性とも云えるでしょう。一日休んだり、目薬などで解消出来るうちは良いですが、それが段々と繰り返されて行くうちに、それでは追いつかなくなりなってしまいます。

眼が重くなり、かすんで来たり、眼の周りが痛くなり、それが首まで行き頭痛やもっと酷くなると吐き気、めまいなども出てくる方が少なくありません。

この、眼疲労が慢性化したり、他の症状も併発している状態が「眼精疲労」です。

先程の肩こりの項では、僧帽筋など筋肉の事をお話ししました。眼も同じで、私たちの眼にも勿論筋肉が沢山あり、集まり協力し合い働いています。
では・・・同じ姿勢で、ずっと過ごしているとどうでしょう?そうです。当然血行不良がおこり、コリが生じます。

同じ距離で同じ物をずっと見つめる。つまり長時間モニターを見たり、物を書いたりする事はとても眼に負担がかかるのです。
肩は「肩こり」という造語があるだけで、眼でも同じ現象が起きていると云う事ですね。

眼精疲労は慢性化したものだとお話ししましたが、前述の「肩こり」も慢性化すると
首・肩・腕への痺れや痛み、吐き気など様々な症状も併発していきますので、2つとも早めのケアが重要です。

解消法は!?

肩こりと眼精疲労
では、肩こりや眼精疲労の解消法は?というと一番良いのは、同じ姿勢を取り過ぎない事です!
業務上、PCは見るなとは言えないでしょうから、20~30分に一度は手を外し、簡単なストレッチ(後述)しましょう。更に、一時間に一度は少なくともトイレなど席を外し「歩く」事もオススメ致します。 
そして、目線もモニターなど“一定の距離から外す”事も重要です。
ここで、思い出して見てください。学生の時、講義などでは眼が疲れないのに、図書館や自宅などで勉強するとなぜか眼が疲れてしまう事はなかったですか!?
講義の時は、ノートと黒板を交互に見たりする事により、眼の筋肉が必然的に動いている為に血流が良く疲れづらかったわけです。と云う事は、図書館や自宅での眼の疲れは・・・お分かりですね!

セルフケア

まず眼でご自分で出来る事は、まずは有名な「晴明(せいめい)」と云うツボ。目頭のちょいと上。
両方人差し指や片手の親指と人差し指で絶対に“奥に押し込まず”鼻の骨をつまむ感じでOKです!このツボは涙に関係する機能の近くにある為、ドライアイなでにも良いですね!

次は、「四白(しはく)」と云うツボ。眼の真下に少しくぼみがある所です。
ここを人差し指でゆっくり押してあげましょう。どちらも少し痛気持良いくらいで息を吐きながらゆっくりやる事がポイントです。また、ツボの位置は気持ちよさを優先して、厳密にここじゃなければダメ!と云う事はありませんのでご安心を。
そして、「晴明(せいめい)」は眼のたるみ、「四白(しはく)」“美白のツボ”とも云われておりますので、女性にとっては一石二鳥ですね!

次に、肩ですが簡単に出来ることをふたつほど。
まず、拳を握り越しに当てます(前ならえの最前列の人)。で、これも息を吐きながら胸を突き出し後ろで肘を付ける感じで肩甲骨をストレッチします。できれば10回くらいがベストです。

次はもっと簡単、上半身の肩を真上に引き上げていきます(肩をすくめる感じ)。立ってもイスに座っていてもかまいません。こちらは、引き上げると同時にゆっくり息を吸っていきます。
そして、もうこれ以上上がらない、吸えないところまできたら一気に脱力!3~5回でOKです!

最後に食事ですが、いずれも身体を温める物を積極的に摂る事です。生姜や玉ねぎ、潤いや抗酸化作用が強い、ビタミンACE(ビタミンエース)。人参やカボチャ、キュウイやイチゴなどのフルーツ、アーモンドや玄米にはV,Eが沢山入っています。これらを「バランス良く」摂る事を目指しましょう

まとめ

肩こりは男女共に、身体の悩みのベスト3に入るくらいメジャーな物。
しかし、専門機関でケアをしている方は約20%ほどの人しかいないと云われています。

様々な疾患は「慢性化」すると、回復が長引く事がわかっています。回復しても全く“0”にならない事も少なくありません。今、全国で慢性の痛みで悩まれている方は、2,600万人とも云われ、そのうち満足のいく治療ができている方々は約25%くらいしかいないとも云われています。
それだけ色々な症状が慢性化すると回復が難しいと云う事を物語っています。

火事に例えると、急性は「ボヤ」、慢性は「延焼」している状態。ですから、早期に手を打つ事が非常に大切なのです。
たかが、肩こりや眼の疲れなどと決してあなどらず、信頼出来る方にしっかりケアして貰い、の日常生活や仕事のクオリティーを高めて行きましょう!

【参考資料: 伊藤和徳 エビデンスと最新科学に基づいた痛みの診断と治療手技の理解 敬称略】

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