自律神経コラム

自律神経の働きとEDの関係について【2020年最新版】

自分の意志ではどうにもならないED。
「周りの人はどうなのだろう?」「疲れているだけだと信じたい...」と不安に思っていませんか?

そこで今回は、EDの症状や要因、最新の調査結果などをご紹介しながら、
自律神経の働きとEDの関係についてお話ししていきます。



【目次】
1.EDとは?
2.EDを引き起こす様々な要因
3.自律神経とEDについて
4.まずはスキンシップを大切に!

1.EDとは?

よく耳にする「ED」ですが、これは「Erectile Dysfunction」を略したもので、
日本では「勃起障害」「勃起不全」ともいわれています。
具体的には、十分な勃起が得られなかったり、勃起の維持ができなかったりして、満足な性交が行えない状態を指します。


症状は人それぞれですが、
● 勃起してもあまり硬くならない
● 性交中に萎えてしまう
● 一度萎えると再勃起が難しい
● そもそも全く勃起しない

といった症状がよくみられます。

2019年に実施した調査によると、21年前の1998年と比較した場合、完全型ED(毎回十分な勃起が得られず維持も難しいEDタイプ)の人が、約260万人から約644万人にまで増加しており、全体で2倍以上に増加したことがわかりました(浜松町第一クリニック 竹越昭彦院長が実施した調査より引用)。

これは日本全体が高齢化したことの影響もあるでしょう。
しかし、EDは必ずしも高齢者だけの問題ではなく、同調査からは20~30代の若年層も7人に1人がEDに悩んでいることもわかりました。

恋愛に消極的な「草食系男子」や「絶食系男子」という言葉が一般的に使われるようになっていますが、その背景にはEDの深刻な悩みを抱えている若者が増えていることがあるのかもしれません。




2.EDを引き起こす様々な要因

高齢の方から若い方まで多くの男性が悩んでいるEDですが、
その要因には主に次の4つが挙げられます。


心因性:精神的なストレスなどが要因になるタイプ
器質性:糖尿病による自律神経障害や動脈硬化などが要因になるタイプ
薬物性ED:お薬の服用が要因になるタイプ
混合性:上記の要因が併発するタイプ


つまりEDは様々な要因がきっかけとなって起こるということですが、
とりわけストレスの多い現代社会では「心因性のED」でお悩みの方も多いように思われます。

実際に、前述の2019年の調査では、「EDの主な原因・要因と思われるものは何か?」という質問で最も多かった回答は「加齢(62.5%)」、そして次いで多かったのが「精神的ストレス(43.8%)」でした。
やはり、ストレスがEDに影響を与えていると考えている人は多いようですね。

忙しく働いていれば、精神的ストレスはどうしてもつきまとうもの。
仕事のプレッシャーに加え、毎日の早起きや通勤ラッシュも地味に心をむしばんでいくものです。

さらに言えば、パートナーからの「頼りないなぁ」「役に立たないね」といったちょっとした(?)一言に傷ついてEDを引き起こす...なんてこともあります。

特に夫婦として毎日生活を共にしていれば、だんだんパートナーを女性として見られなくなったり、男性としてショックな言葉を浴びせられたりする中で、そのままレスに突入するというケースも多いかもしれません。
夫婦の生活を楽しく維持していくためにも、「感謝の言葉を口にして出す」、「相手の良いところを口に出して褒める」など、日頃からコミュニケーションを大切にすることが重要です。




3.自律神経とEDについて

精神的なストレスがEDの要因にもなるとお話ししましたが、この精神的なストレスは自律神経の働きにも影響を及ぼします。
そして、自律神経が乱されることは、同時に勃起や射精にも大きな影響があるということなのです。

では、具体的にどういうことなのか?
勃起から射精に至るまでのメカニズムを簡単に見ていきましょう。

まず性的な興奮を覚えると、その刺激が大脳性中枢に伝わって、副交感神経(骨盤神経)を経由して神経に伝わります。
そして血管がゆるみ、血液が陰茎内の海綿体に流れこんで勃起が完成します。
海綿体とは陰茎内にあるスポンジ状の組織で、血液が集まることで膨らみ、これによって陰茎も大きくなります。
さらに、興奮が絶頂に達することで交感神経(下腹神経)の働きがピークを迎え、射精へのつながっていくのです。

このメカニズムからわかることは、副交感神経が活発になると勃起が起こり、交感神経が活発になると射精が起こるということです。

副交感神経はリラックスしたときに優位になる自律神経なので、パートナーを前に過度に緊張してしまったり、日常生活でのストレスが大きすぎたりすることで副交感神経が優位にならず、結果的にうまく勃起が起こらないということになるのですね。




4.まずはスキンシップを大切に!

お話ししたように、性交に必要不可欠な勃起や射精は、自律神経の働きが重要になってきます。
そのため、EDのケアには自律神経のバランスを整えることが役に立つと考えられます。

安眠道鍼療院では、鍼灸を用いて自律神経に直接アプローチするほか、ED・不感症・冷感症の方に多く見られる「冷え」を解消することで全身のバランスを整える治療を行っていますので、ご相談だけでもお気軽にお越しください。

このような身体的な調整に加えて、とても大切になってくるのは「パートナーとのコミュニケーション」。
コミュニケーションというのは、なにも性行為だけではありません。
手をつないでのんびり会話をしたり、マッサージをし合ったり、そういったことでも成り立つのです。

そこで、注目したいのが「オキシトシン」というホルモン。
これは、「幸せホルモン」と呼ばれ、マッサージなどでお互いの肌が触れ合ったり、見つめ合ったりするだけでも分泌されます。つまり"イチャイチャ"すれば良いのです笑!

因みにこのホルモンは、親切な行動や優しい言葉をかけ合うことでも分泌されますので、普段から精神的にゆとりのある生活を心掛けることもとても重要だと言えるでしょう。
※大好きな動物をわしゃわしゃする時にも沢山のオキシトシンが出ますよ!

まずは焦らず、「ありがとう」「うれしい」「楽しい」「美味しいね」などの幸せワードを積極的に言霊として発し、お互いに幸せな気持ちになることが大切です。
EDに悩んでいるからといって、パートナーへ愛情を伝えることを止めてしまわないように!


【参考】
わかりやすい病気のはなしシリーズ23 ED(勃起障害)Q&A
一般社団法人日本臨床内科医会
http://www.japha.jp/doc/byoki/023.pdf

男性更年期Ⅱ 勃起障害
京都医療センター
https://kyoto.hosp.go.jp/html/guide/medicalinfo/urology/description03.html

インフォグラフィックスで見る 「ED(勃起障害)の実態調査2019」を公開
https://www.atpress.ne.jp/releases/201563/att_201563_1.pdf

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