HOME > コラム > 腰痛 > 腰痛の原因と対処法について

コラム

< 肩こりと自律神経の関係について  |  一覧へ戻る  |  生理痛(月経痛)・PMSのお悩みの人へ >

腰痛の原因と対処法について

皆さんこんにちは。もうすっかり秋ですね。
暑い暑いと言っていたのも何だか懐かしく、
今では肌寒い日がある今日この頃ですが、皆さんお変わりなくお過ごしですか?

今回の鍼職人Kの身体のお話は、
肩こりに続き国民的悩みと言ってもよい「腰痛」についてです。



腰痛


【目次】
・腰痛って?
・年齢でみる腰痛
・腰痛人口は増えている!?
・あなたの腰痛は!?
・自律神経失調症と腰痛
・こんな時には病院へ!

腰痛って?

「にくづきに要」と書いて「腰」。
にくづきは漢字の中でからだを表すと言われており「要」は扇の根本を留めている物。
つまり、最も大切な部分という意味で使われます。

ですからよく“何々の「要点」”などと言いますよね。
そんな「腰」、何だか身体にとってとても重要な部位だという事はもうお分かりではないでしょうか!?

それもそのはず、腰痛、特に“魔女の一撃”と言われる「ギックリ腰」などを経験された方ならば尚更だと思いますが、
腰が痛くなるとまずは“動けない!

つまり、行動が出来なくなり、お風呂はおろかトイレに行くのも四つん這いで行かなくてはならず、痛みが落ち着くまで何をするにでも痛くて大変です。
※現在では、痛みのない範囲でどんどん行動しなければ、治りが遅くなると言われています。

人間にとって当たり前の行動が出来なくなるのがこの「腰痛」なのです。
ですから、腰は人間にとってまさに“要”なのですね!


年齢でみる腰痛

腰痛は年齢でも大きく分かれて来ます。

2001年時点での国民生活基礎調査では、既に約1210万人が腰痛を訴えていると言われ、この数は国民の約10人に一人です。
10代から訴える人もいますが、やはりぐっと増えるのは、40代~50代で約10%、60代~70代では約15%、80歳以上は約20% と報告されています。

腰痛の増加

腰痛人口は増えている!?

PC・スマホ時代の昨今では、仕事中の姿勢や生活習慣でさらに腰痛の低年齢化と腰痛人口が増えているのではないでしょうか!?
と言うのも、最近ではなんと小学生の腰痛が増えている模様で、原因は昔よりかさばった教科書で重くなったランドセルです。
筋力もまだ弱い小学生に正しい姿勢で背負わせるのも中々難しいもの。

そもそも、教科書って持って帰る必要ってあるのでしょうかね?

宿題に必要になりがちな国語の音読、音楽、算数などはその時々に応じて持って帰れば良いとは思いますが、
その他の教科って必要なのですかね…

なんて個人的に思ったりもします笑。

でも、子供の頃から腰痛なんて成長するに従い諸々に影響が出て来ますので(集中力の欠如等)きちんとした対処が必要だと思います。

小学生腰痛

あなたの腰痛は!?

これを読まれている腰痛の皆さん。
あなたの腰痛はどんなタイプか簡単に調べてみましょう!


前屈みで痛むタイプ(前屈障害型腰痛)
多くの腰痛を訴える方はこのタイプが多いのではないでしょうか?
長時間にわたって同じ姿勢やデスクワーク、PC作業、運転を職業とされている方もこの腰痛が多くみられます。


セルフケアとしては、ハムストリングスのストレッチやテニスボールなどで臀部を圧迫してほぐすなど。
あと「ジャックナイフストレッチ」というストレッチも効果的で当院にいらっしゃる方にも勧めております。


  1. 肩幅に立ちしゃがむ。
  2. 両足首を持つ。
  3. そのまま「大腿と胸が離れないように」伸ばしていく。
  4. 限界のところで10秒キープ!
これを「無理のない範囲で」3~5セット/日


後ろに反らせて痛むタイプ(後屈障害型腰痛)
こちらのタイプは、加齢による高齢者に多くみられますが、筋肉の障害でみると、腸腰筋や大腿四頭筋の緊張も原因のひとつと考えられます。
これらの筋緊張は所謂「反り腰」を生じやすくし、普段でも腰痛が出やすかったり、仰向けで寝ると腰が痛くて寝ていられないなど、最近の若い女性にも多くみられます。

セルフケアとして、
  1. 仰向けになり膝よりの太ももの裏を両手で持ちます。
  2. 息を吐きながら太ももを胸に寄せていきます。
  3. 左右で3回ずつ 20秒キープ!
  4. 最後は両足一緒に膝を抱えてやります。

その他は、よくサッカー選手がピッチに立つ前に行っている大腿四頭筋のストレッチも加えると更に効果的です。
※前屈障害は「椎間板ヘルニア」後屈障害は「脊柱管狭窄症」でも起こりますので注意してください。


自律神経失調症と腰痛

腰痛は「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」があります。

前者は骨折など原因がハッキリとしているもの、後者は原因がハッキリとしないもの。
実は約85%は「非特異的腰痛」であると言われています。


腰痛を悪化させる因子は、
  • 環境因子(室音 気温など)
  • 姿勢 習慣(スポーツ 靴 歩行 猫背 鞄など)
  • 精神的条件 ストレスケア(休息 うつ 緊張 不安など)
  • その他 感染症やホルモン異常、アレルギー、血糖、外傷などがあげられますが、
ストレスによっても腰痛が起こりやすくなります。

腰痛とストレス
こんな経験はないですか?
急に人前に立つ事になった時や、急に激しい怒りにかられた時、ギュっと腰が痛くなった事が!?

これは、自律神経の交感神経が一気に過緊張し身体に力が入り、
身体のバランスが崩れた事により腰に一過性に激しく負担がかかった結果でしょう。

こんな事からも、自律神経と腰痛は深い関係があるのではないでしょうか?

当院を訪れる方の約90%以上は腰痛を訴えてこられます。
例え自覚がなくても我々が触ると何かしら腰に症状がある事が多いのが現実です。

身体で「筋肉が一番血液が豊富」ですので腰は勿論の事、筋肉の余分な緊張は取っていく事が大切です。
それには言わずもがな、自律神経のバランスが不可欠ですね!(血管も筋肉です)


こんな時には病院へ!

  • 寝ていても激しい痛みがとれない
  • どんな体制でも痛みが変わらない
  • 脚に力が入らない
  • 排尿排便に異常がある など
こんな時には迷わず検査できる専門機関にいきましょう。

腰痛トラブル
参考資料:厚生労働省ウェブサイト      
エビデンスと最新科学に基づいた痛みの診断と治療手技の理解 伊藤和憲       
臨床鍼灸治療学 西条 一止 敬称略      

カテゴリ:

< 肩こりと自律神経の関係について  |  一覧へ戻る  |  生理痛(月経痛)・PMSのお悩みの人へ >