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EDと自律神経について2018年度版

皆さんこんにちは。
鍼職人Kの誰でもわかる身体のお話しコラムです。
今回は以前にご紹介した、ED(Erectile Dysfunction)の事について、
解剖・生理学的視点も含めて解説してきます。

 

EDと自律神経について
【EDと自律神経について2018年度版】
※前回の『自律神経と男性EDの関係について』コラムはこちら


【目次】
・EDとは
・EDの増加社会
・勃起のメカニズム
・勃起と自律神経
・心因性EDと自律神経
・EDケアについて
・EDケアの症例報告
・最後に

EDとは

EDは以前、インポテンス( Impotence 英)、またはインポテンツ(Impotenz 独)と言われておりましたが、
一説には「インポ」が差別的にあたるとの事で近年ではED、「勃起障害」や「勃起不全」と言われるのが一般的となったようです。

ところで、知っていましたか!?
成人男性のなんと"4人にひとり"がこのEDの何らかの症状に悩んでいるといわれていいます...。
まさか!?と思われる方も少なくないでしょうが、実はこのED、何も完全に「勃たない」だけがEDではないのです...。

・勃起までに時間がかかる。
・満足いく硬さがでない。
・性行為中に萎えてしまう。
など、これら症状もEDだと云われており、いわゆる先述の勃起不全や勃起障害といわれるもなのです。


EDの増加社会

実はこのED、1990年代後半にはすでに、約1,130万人(完全ED/約260万人・中等ED/約870万人)という報告があります。
現在ではもっと悩まれている方がいるのではないでしょうか。
この症状は、年代も幅広く30代~70代までといわれております。
ストレス社会が問題となる昨今では、仕事でストレスを感じている人の割合は、2013年以降増加傾向ですので、現在では更にこのEDに悩んでいる方が増えているのではないかと想像できます。
※H28年労働安全衛生調査報告

EDとストレス

勃起のメカニズム

ここで、男性生殖器がなぜ「硬く」なるのか?
つまり勃起のメカニズムを簡単に見ていきましょう。
まず、男性生殖器には「陰茎」という身体の外に"突き出たもの"があるのは皆さんご存知ですよね?
それは「海綿体」という「スポンジ」状の組織で出来ています。

骨でも筋肉でもなく"スポンジ状の組織"で、しかも「白膜」という硬い組織に包まれています。
中枢神経(脳)が性的興奮を感じると、そこへ血液が集まり、充血した状態になり、「白膜」がパンパンに張った状態になります。
簡単に言うとこれが勃起のメカニズムです。
つまり、正常な"勃起"とは身体(神経と血管など)が正常に働く事により起こる生命活動のひとつなのです。


勃起と自律神経

では、勃起と自律神経はどのような関係があるのでしょうか?
実は、大きく関係しているのです。
自律神経が働かなければ、子孫を自力では残していけないと言っても過言ではありません。

自律神経は交感神経と副交感神経とのバランスでなりたっている事は、これをコラムを読んで頂いている方はもちろんご存知ですよね!?
自律神経の副交感神経(骨盤神経)が亢進して「勃起」をし、交感神経(下腹神経)が亢進して「射精」をするのです。
つまり、この自律神経機能がきちんとバランスよく働くおかげで私たちは生まれ、生きていけるのです。

勃起と自律神経

心因性EDと自律神経

EDといわれる症状のうち「心因性ED」と言われるものは、この自律神経のバランスの乱れが大きく関わっているのは言うまでもないでしょう。

日々の仕事への激務に追われ、帰宅も夜遅くまた朝早く出勤。
この様な生活を長く続け"慢性的"過度なストレスにさらされると、段々と自律神経のバランスが乱れていきます。
現在、少子化が社会問題となっておりますが、20代・30代の方々の勤務状況を聞いたりすると、
お子さんを望んでいるのに、いつ子づくりするのだろうか!?と思ってしまいます。

せっかく良い雰囲気になり、さあこれからなんていう時に明日の仕事や上司の事が頭をよぎり「交感神経」が高ぶり、陰茎の血管が収縮し、萎えてしまうなんて事も!?あるかも知れません...。
まだ20代でしたら、「気合い」でなんとかなるかも知れませんが、年齢を重ねるとそうは中々いきやしない。

そうなってしまってからは、"元に戻さなければ"と焦り、更に交感神経が高ぶり、尚更委縮してしまうという負のスパイラルへ...。
パートナーからは「大丈夫?」「疲れているだけだよ!」「気にする事ないって!」
なんて優しい言葉が返って突き刺さり、すっかり消沈モードへ・・・
「もうなんなのよ!」「この気持どうするのよ!」ときつく言われるのも辛いものですが、優しくされるのはもっと辛い...。

この様な事を避ける為にも、自律神経の乱れを解消する事は、「円満なパートナーシップ」にとても重要な事のひとつだと思いますよね!?

心因性EDと自律神経

EDケアについて

現在、子供を望んでいる夫婦の10組にひと組は不妊に悩んでいるともいわれています。
女性の「卵子」は初潮から閉経までの、排卵で見ると約400個ほどだといわれており、適正年齢を考えるとその中で受精できる可能性の卵子はとても限られる数になってきます。
ですから、何らかの症状で悩まれている方は早期にケアをされた方が良いと思います。

鍼職人(鍼灸師)でパーソナルメディカルトレーナーでもある私が考えるEDケアは、まずは良く眠れる身体の状態にする事です。
眠りは健康の源です。
そして冷える身体にしない事です。
意外と男性でも「冷え」を感じる方がいらっしゃいます。
冷えない為に、腹巻をしたり足首までの靴下を使用する、湯船に浸る時間を増やすなどと簡単にできる事から始めます。

もちろん、バランスの良い食生活も大切です。
中でも「亜鉛」は男性ホルモンのテストステロンや精子生成に関与している重要なミネラルです。
厚生労働省では、一日の亜鉛摂取量は男性で約10g、女性で約8gとの事ですから、
毎日牡蠣を一個食べるような感じでしょうか!?

それでは大変ですから良質なサプリメントを利用するのも良いかも知れません。
しかし、まず心がけて頂きたい事は、昔からいわれる事ですが"旬のものを美味しく頂く"を心がける事です。
季節料理は大抵その時期の身体や体調に必要な栄養を補える様になっているのですから。

それらのセルフケア踏まえて、私がお身体のケアをきっちりしていきます。
毎日のPC業務での眼精疲労や、こり固まった首から肩、背中から腰へとコリを解消し全身の血流を整え、
最後に自律神経のケアを行います。
大抵の方はウトウトとされ、寝入る方も多くいらっしゃいます。
また、術後は皆さん「温泉に入ったあとの様な感じで気持ちが良い!」とか「このまま寝て帰りたい」などと言って頂きます。

ED解消

EDケアの症例報告

私のところには鍼灸治療でEDを何とか出来ないか?との相談を受けます。
一部、症例を報告いたします。

【会社員 / 50代 / Hさん】

恵比寿で不動産業のお仕事をされており、とても忙しくされておられました。
運動についてお伺いをすると、某護身術のスクールに入会している程度と...。
まずは最低週一度は必ず行って貰い、運動不足とストレスの解消、あとは腹巻などを常時使用して冷えの防止や食生活の見直しなどのセルフケアをお願いしました。
それから、週一回の自律神経のケア身体のケアを行い、1か月ほどで改善されていきました。
(治療結果には個人差があります)



最後に

男の人にとって、ご自分がEDであるとはなかなか認めたくはないものだと思います。
しかし、改善にはそれを受け止め、そして何よりパートナーの理解と協力が必要となってきます。
正直に「自分はEDかも...」とパートナーに打ち明け、相手が「大丈夫、改善に協力するから」と言った途端に安心してリラックスし、勃起したというケースも聞いた事があります。
自律神経的に見たら、パートナーの優しい言葉にいっきに緊張が解け、副交感神経が高まった結果なのでしょう。
大切な事は「ひとりで抱えこまない事」何事もですよ!

EDの味方
参考資料:「はりは女性の味方です」平凡社
「白井將文:日本臨床60(増刊号6)」 
「厚生労働省食事摂取基準」 「やさしい自律神経生理学」中外医学社 「好きになる生理学」講談社サイエンティフィク

「自律神経と男性EDの関係について」http://www.anmin-do.jp/column/entry/ed-ederectile-dysfunction/#more 
安眠道鍼療院
(敬称略)

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なぜなら、気圧の乱高下で自律神経のバランスが大きく乱れ、
感染しやすくなるのだとお話されていました。

簡単にお話しますと、台風が近づき天候も悪く気圧も低い。
いわゆる「副交感神経優位」の状態がしばらく続き、
台風が去った後の台風一過で一気に気圧が上がり、
今度は「交感神経」が一気に高まり、副交感神経が低下…

つまり、自律神経が対応しきれなくなるようなイメージですね。
と同時に免疫で大切な「リンパ球」も減少しやすくなる為に、
先述の感染症が起きやすくなると言われているのです。

なぜ冒頭でこのようなお話をしたかと言いますと、私のクライアントさんで、
何と同時期にお二人も急性虫垂炎になった方がおり、その話を思い出したのです。

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